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テンプレート集

レビュー・テスト・再リサーチループ 進捗管理・タスク割り当てテンプレート

元ファイル: システム要件定義の分析と汎用化方法/レビュー・テスト・再リサーチループ 進捗管理・タスク割り当てテンプレート.md

要約

ループを実プロジェクトで運用するための進捗管理・タスク割り当て標準フォーマット。P0 Intent整理〜P9 再提案・変更反映の全フェーズ進捗表、9ロールの責任・判断権限・判断してはいけないことを定めたロール定義、フェーズ別タスク割り当て表を提供する。各タスクを要件/根拠/リスク/テスト/レビュー/再リサーチに接続された管理単位として扱い、Red/Yellow/Green判定とブロッカー管理を組み込む。

要点

進捗管理RACIロール定義タスク割り当てフェーズRYG

レビュー・テスト・再リサーチループ 進捗管理・タスク割り当てテンプレート

作成者: Manus AI
対象: 非エンジニア起点のプロジェクト、AI支援開発、要件定義、仕様策定、ハーネス設計、テスト計画、レビュー、再リサーチ、再提案を含む開発運用

1. このテンプレートの目的

このテンプレートは、レビュー・テスト・再リサーチループを実際のプロジェクトで運用するための進捗管理とタスク割り当ての標準フォーマットである。単に「誰が何をやるか」を管理するのではなく、各タスクがどの要件、根拠、リスク、テスト、レビュー、再リサーチ課題に接続しているかを追跡することを目的とする。

重要な考え方は、タスクを作業単位ではなく、根拠・要件・リスク・検証・判定に接続された管理単位として扱うことである。

このテンプレートでは、非エンジニアが「やりたいこと」を伝えた後、調査、要件化、仕様化、実装、レビュー、テスト、再リサーチ、再提案までを漏れなく管理できるようにする。特に、開発破綻リスクを下げるため、Red / Yellow / Green判定再リサーチ起票ブロッカー管理CodexレビューとOpusレビューの役割分担を明示的に組み込んでいる。

2. 全体フェーズ進捗管理テンプレート

プロジェクト全体を一枚で把握するためのテンプレートである。週次レビュー、ステアリング会議、プロジェクト開始時の初期設計、またはAIエージェントに進捗確認を依頼する際に使用する。

フェーズID フェーズ名 目的 現在ステータス 完了条件 担当ロール 期限 RYG判定 次アクション 関連成果物
P0 Intent整理 素人の希望を実装可能な仮説へ変換する 未着手 / 進行中 / 完了 / 停止 目的、対象ユーザー、成功条件、制約が明文化されている Product Owner / Opus Reviewer YYYY-MM-DD Green / Yellow / Red 不明点を質問する / 調査へ進む Intent Sheet
P1 強化リサーチ 公式、論文、事例、規約、競合、失敗例を収集する 未着手 / 進行中 / 完了 / 停止 Must要件に使う根拠IDが揃っている Research Lead / Opus Reviewer YYYY-MM-DD Green / Yellow / Red 追加調査 / 要件化 / 保留 Evidence Matrix
P2 要件定義 希望を検証可能な要件へ変換する 未着手 / 進行中 / 完了 / 停止 各要件に根拠ID、優先度、受入基準がある Product Owner / Requirements Lead YYYY-MM-DD Green / Yellow / Red 要件修正 / 仕様化 Requirement Register
P3 仕様・技術要件 実装可能な構造、API、データ、制約を定義する 未着手 / 進行中 / 完了 / 停止 技術方式、非機能要件、制約、代替案が明記されている Tech Lead / Architect YYYY-MM-DD Green / Yellow / Red 技術調査 / 設計更新 Spec / Technical Requirements
P4 ハーネス設計 安全に作り、検証し、戻せる実行環境を設計する 未着手 / 進行中 / 完了 / 停止 sandbox、dry-run、rollback、監視、権限分離がある Harness Owner / SRE YYYY-MM-DD Green / Yellow / Red 本番停止 / PoC継続 Harness Plan
P5 テスト計画 要件とテストを接続し、品質ゲートを定義する 未着手 / 進行中 / 完了 / 停止 Must要件の100%がテストIDに接続されている QA Lead / Test Owner YYYY-MM-DD Green / Yellow / Red テスト追加 / CI接続 Test Plan
P6 Codexレビュー 実装、テスト、CI、差分、破壊的変更を検出する 未着手 / 進行中 / 完了 / 停止 重大な実装リスクが分類されている Codex Reviewer / Engineer YYYY-MM-DD Green / Yellow / Red 修正 / 再テスト / 再リサーチ Codex Review Report
P7 Opusレビュー 要件、運用、事業、規約、リスク、採否を再評価する 未着手 / 進行中 / 完了 / 停止 採用、保留、再提案、却下の理由が明文化されている Opus Reviewer / Product Owner YYYY-MM-DD Green / Yellow / Red 再提案 / 追加調査 Opus Review Report
P8 再リサーチ レビューで見つかった未知・矛盾・リスクを再調査する 未着手 / 進行中 / 完了 / 停止 未解決論点に対する根拠と代替案がある Research Lead YYYY-MM-DD Green / Yellow / Red 要件更新 / 技術変更 Re-Research Log
P9 再提案・変更反映 調査結果を仕様、要件、テスト、計画へ戻す 未着手 / 進行中 / 完了 / 停止 変更影響、採否理由、次回ゲートが記録されている Product Owner / Tech Lead YYYY-MM-DD Green / Yellow / Red 実装継続 / 停止 / 再ループ Re-Proposal / Change Log

3. ロール定義・責任分担テンプレート

進捗管理を成功させるには、担当者の名前だけではなく、判断権限と責任範囲を明確にする必要がある。特にAI支援開発では、AIに任せる作業、人間が判断する作業、非エンジニアが確認する作業を混同しないことが重要である。

ロール 主な責任 判断できること 判断してはいけないこと 主な成果物 代替担当
Product Owner 目的、優先順位、受入判断を決める 目的適合性、ユーザー価値、許容リスク セキュリティ安全性、実装妥当性の単独判断 Intent Sheet、Requirement Register Business Owner
Research Lead 根拠、公式情報、論文、規約、事例を調査する 根拠の信頼度、調査不足の指摘 事業上の採否を単独で決めること Evidence Matrix、Re-Research Log Analyst
Requirements Lead 要件ID、受入基準、優先度を整理する 要件の粒度、検証可能性 未検証の希望をMust要件にすること Requirement Register Product Owner
Tech Lead 技術方式、構成、制約、実装方針を定義する 技術的実現性、代替案、設計判断 事業価値の単独判断 Technical Requirements、Architecture Note Architect
Harness Owner 安全な実行環境、dry-run、rollback、監視を設計する 本番投入可否の技術的安全性 リスク未解決のままGreenにすること Harness Plan、Release Safety Plan SRE
QA Lead テスト計画、受入基準、CIゲートを定義する テスト網羅性、品質ゲート テスト不能な要件の承認 Test Plan、Acceptance Checklist Test Owner
Codex Reviewer コード、CI、テスト、差分、破壊的変更をレビューする 実装・テスト・CI上のリスク判定 事業採否や優先度の単独判断 Codex Review Report Engineer
Opus Reviewer 要件、運用、採否、規約、長期リスクをレビューする 再提案、採否理由、運用リスク コードの詳細安全性を単独保証すること Opus Review Report、Re-Proposal Strategy Reviewer
Project Coordinator タスク、期限、依存関係、会議体を管理する 進捗調整、期限再設定 技術的承認、事業採否の単独判断 Progress Board、Gate Log PM

4. フェーズ別タスク割り当てテンプレート

各フェーズで発生する具体タスクを、担当、依存関係、成果物、判定基準と一緒に管理するためのテンプレートである。作業が増えた場合でも、タスクをこの表へ追加することで、どの工程に遅延やリスクがあるかを可視化できる。

タスクID フェーズ タスク名 目的 担当 協力者 依存タスク 期限 ステータス 成果物 完了条件 RYG 備考
T-001 P0 Intent整理 初期ヒアリング整理 素人の希望を目的、対象、成功条件に分解する Product Owner Opus Reviewer なし YYYY-MM-DD 未着手 Intent Sheet 不明点と仮説が分離されている Yellow 不明点が多い場合は質問へ戻す
T-002 P1 強化リサーチ 公式情報調査 要件の根拠となる一次情報を収集する Research Lead Tech Lead T-001 YYYY-MM-DD 未着手 Evidence Matrix 公式情報、規約、制限が記録されている Yellow 根拠不足ならMust化禁止
T-003 P1 強化リサーチ 失敗事例・コミュニティ調査 実務上の落とし穴を把握する Research Lead Opus Reviewer T-001 YYYY-MM-DD 未着手 Failure Pattern List 既知の破綻条件がリスク台帳へ登録されている Yellow 事例の信頼度を併記する
T-004 P2 要件定義 要件ID台帳作成 希望を検証可能な要件へ変換する Requirements Lead Product Owner T-002 YYYY-MM-DD 未着手 Requirement Register 各要件に根拠IDと受入基準がある Yellow 曖昧な要件は保留
T-005 P3 仕様・技術要件 技術方式案作成 実現方式、制約、代替案を定義する Tech Lead Research Lead T-004 YYYY-MM-DD 未着手 Technical Requirements 主要方式と却下案の理由がある Yellow 新規技術はPoC前提
T-006 P4 ハーネス設計 dry-run設計 本番影響なしで検証できる仕組みを作る Harness Owner QA Lead T-005 YYYY-MM-DD 未着手 Harness Plan 破壊的操作がdry-run可能である Red dry-runなしは本番禁止
T-007 P4 ハーネス設計 rollback設計 失敗時に安全に戻す方法を定義する Harness Owner SRE T-005 YYYY-MM-DD 未着手 Rollback Plan rollback手順と責任者が明記されている Red データ破壊リスクを確認
T-008 P5 テスト計画 要件・テスト接続 Must要件をテストIDへ接続する QA Lead Requirements Lead T-004 YYYY-MM-DD 未着手 Test Traceability Matrix Must要件100%がテストIDに接続済み Yellow 接続不能なら要件再定義
T-009 P6 Codexレビュー 実装差分レビュー コード、CI、テスト、破壊的変更を確認する Codex Reviewer Engineer T-006,T-008 YYYY-MM-DD 未着手 Codex Review Report 重大指摘が分類されている Yellow 重大破壊はRed
T-010 P7 Opusレビュー 採否・運用レビュー 要件、価値、リスク、運用負荷を再評価する Opus Reviewer Product Owner T-009 YYYY-MM-DD 未着手 Opus Review Report 採用・保留・再提案の理由がある Yellow 目的不整合は再提案
T-011 P8 再リサーチ 未解決リスク調査 Yellow/Redの根本原因を再調査する Research Lead Tech Lead T-009,T-010 YYYY-MM-DD 未着手 Re-Research Log 新しい根拠と代替案がある Yellow 修正だけで閉じない
T-012 P9 再提案 要件・仕様・テスト更新 再調査結果を成果物へ反映する Product Owner Tech Lead / QA Lead T-011 YYYY-MM-DD 未着手 Re-Proposal / Change Log 変更影響と次ゲートが明記されている Yellow 影響範囲を必ず記録

5. カンバン型進捗ボードテンプレート

日次または週次で運用する場合は、詳細表だけでなく、カンバン形式で現在位置を確認するとよい。特にAI支援開発では、調査中、レビュー待ち、再リサーチ中のタスクが滞留しやすいため、状態を明確に分ける。

Backlog Ready In Progress Review Test Re-Research Re-Proposal Blocked Done
未整理の要望 着手条件が揃ったタスク 作業中 Codex/Opusレビュー待ち テスト・検証中 追加調査中 仕様・要件更新中 外部要因で停止 完了
例: 新機能要望 例: 要件ID作成 例: 技術方式調査 例: Codexレビュー待ち 例: E2Eテスト中 例: 規約確認中 例: 代替案作成中 例: API制限未確認 例: Green承認済み

カンバン運用ルール

ルール 内容 注意点
WIP制限 In Progressに置けるタスク数を制限する 調査と実装を同時に増やしすぎると破綻する
Review滞留監視 Review列に一定期間残ったタスクを優先処理する レビュー待ちは品質リスクだけでなくスケジュールリスクになる
Re-Research必須化 Red/Yellowの原因が不明なら必ずRe-Researchへ移動する 修正だけで閉じると同じ問題が再発する
Blocked理由明記 Blockedに置く場合は、解除条件を書く 「確認待ち」だけでは不十分である
Done条件固定 Doneは成果物、テスト、判定、変更履歴が揃った状態のみ 実装完了だけでDoneにしない

6. RACIタスク割り当てテンプレート

タスクごとに責任者、実行者、相談先、報告先を分けるためのテンプレートである。プロジェクトが小さい場合でも、判断責任を曖昧にしないために有効である。

タスクID タスク名 Responsible 実行責任 Accountable 最終責任 Consulted 相談先 Informed 報告先 承認者 備考
T-001 Intent整理 Product Owner Product Owner Opus Reviewer Team Product Owner 素人の希望を変換する
T-002 公式情報調査 Research Lead Product Owner Tech Lead Team Product Owner 一次情報を優先する
T-004 要件ID台帳作成 Requirements Lead Product Owner QA Lead / Tech Lead Team Product Owner Must要件は根拠必須
T-006 dry-run設計 Harness Owner Tech Lead QA Lead / SRE Product Owner Tech Lead 本番破壊対策の中核
T-008 要件・テスト接続 QA Lead QA Lead Requirements Lead Product Owner QA Lead Must要件100%接続を目標にする
T-009 Codexレビュー Codex Reviewer Tech Lead Engineer / QA Lead Product Owner Tech Lead 実装、CI、テストを中心に見る
T-010 Opusレビュー Opus Reviewer Product Owner Research Lead / Tech Lead Team Product Owner 採否、運用、事業リスクを見る
T-011 再リサーチ Research Lead Product Owner Tech Lead / Opus Reviewer Team Product Owner Yellow/Redを根拠で解消する

7. 週次進捗レビュー議事録テンプレート

週次レビューでは、単なる進捗報告ではなく、リスク、ブロッカー、再リサーチ課題、ゲート判定の更新を行う。以下のテンプレートを使うことで、会議後に次アクションが曖昧になることを防ぐ。

項目 記入欄
会議名 レビュー・テスト・再リサーチループ週次進捗レビュー
日時 YYYY-MM-DD HH:MM
参加者 Product Owner、Tech Lead、QA Lead、Research Lead、Codex Reviewer、Opus Reviewer
対象範囲 機能名、要件ID、リリース範囲
今週の主な進捗 例: 要件ID R-001〜R-010を作成、T-001〜T-004を完了
今週のRYG変化 例: P4 ハーネス設計がRedからYellowへ改善
新規リスク 例: 外部API制限により当初方式が不安定
新規再リサーチ課題 例: RR-003 API利用規約とレート制限の再確認
重要な意思決定 例: 本番連携は延期し、sandbox検証を1週間延長
次週の優先タスク 例: rollback手順作成、E2Eテスト追加、Opus再レビュー
ブロッカー 例: APIキー発行待ち、法務確認待ち
次回ゲート判定日 YYYY-MM-DD

8. 日次スタンドアップ用テンプレート

小規模チームやAI支援開発では、長い会議よりも短い日次確認のほうが効果的な場合が多い。以下の項目だけを毎日確認する。

担当者 昨日完了したこと 今日やること ブロッカー RYG変化 再リサーチ起票の有無 支援が必要な相手
Product Owner Green / Yellow / Red あり / なし
Research Lead Green / Yellow / Red あり / なし
Tech Lead Green / Yellow / Red あり / なし
QA Lead Green / Yellow / Red あり / なし
Codex Reviewer Green / Yellow / Red あり / なし
Opus Reviewer Green / Yellow / Red あり / なし

9. ゲート判定管理テンプレート

レビュー・テスト・再リサーチループでは、各フェーズを「なんとなく完了」にしない。必ずゲート判定を記録し、Green、Yellow、Redの理由と次アクションを明示する。

ゲートID 対象フェーズ 判定日 判定 判定理由 未解決リスク 必須対応 対応期限 承認者 次回判定日
G-001 P0 Intent整理 YYYY-MM-DD Green / Yellow / Red 目的と成功条件は明確だが、外部API制約が未確認 API利用制限 P1で公式情報を調査する YYYY-MM-DD Product Owner YYYY-MM-DD
G-002 P1 強化リサーチ YYYY-MM-DD Green / Yellow / Red 公式情報は確認済みだが、失敗事例が不足 運用時の障害パターン コミュニティ事例を追加調査 YYYY-MM-DD Research Lead YYYY-MM-DD
G-003 P4 ハーネス設計 YYYY-MM-DD Green / Yellow / Red dry-runはあるがrollbackが未定義 データ破壊時の復旧不能 rollback plan作成 YYYY-MM-DD Tech Lead YYYY-MM-DD
G-004 P5 テスト計画 YYYY-MM-DD Green / Yellow / Red Must要件の80%のみテスト接続済み 要件未検証 残り20%のテストID作成 YYYY-MM-DD QA Lead YYYY-MM-DD

ゲート判定基準

判定 意味 許可される行動 禁止される行動
Green 進めてよい 次フェーズ、本番準備、限定リリース 未記録の前提で進めること
Yellow 条件付きで進めてよい PoC、sandbox、追加調査、限定検証 本番投入、破壊的操作、不可逆変更
Red 止めるべき 再リサーチ、設計変更、スコープ縮小 実装継続、本番接続、利用者影響のある操作

10. ブロッカー管理テンプレート

ブロッカーは「止まっている理由」だけではなく、解除条件、責任者、期限、代替案まで記録する必要がある。

ブロッカーID 発生日 関連タスク 内容 影響範囲 重大度 解除条件 担当 期限 代替案 現在状態
B-001 YYYY-MM-DD T-002 外部APIの利用規約が未確認 要件R-003、R-004 High 公式規約と制限事項を確認する Research Lead YYYY-MM-DD 別APIまたは手動運用 対応中
B-002 YYYY-MM-DD T-006 dry-run環境が未構築 ハーネス設計全体 Critical sandboxで同等処理を検証できる Harness Owner YYYY-MM-DD モックデータで代替 未着手
B-003 YYYY-MM-DD T-008 受入基準が曖昧でテスト化できない Test Plan High Product Ownerが成功条件を再定義する Requirements Lead YYYY-MM-DD 要件を保留にする 対応中

11. 再リサーチ起票テンプレート

レビューやテストで見つかった問題は、その場の修正だけで終わらせない。原因が不明、根拠が不足、外部仕様が不安定、運用影響が読めない場合は、必ず再リサーチ課題として起票する。

再リサーチID 起票日 起票元 関連要件ID 関連タスクID 問題の内容 なぜ再調査が必要か 調査すべきソース 担当 期限 期待される判断 状態
RR-001 YYYY-MM-DD Codexレビュー R-004 T-009 CIで外部API連携テストが不安定 API制限または実装不備のどちらか判断できない 公式API docs、GitHub Issues、コミュニティ事例 Research Lead YYYY-MM-DD 実装修正か方式変更かを決める 未着手
RR-002 YYYY-MM-DD Opusレビュー R-002 T-010 ユーザー価値はあるが規約違反の可能性がある 採用可否に関わるため根拠が必要 公式規約、法務確認、類似サービス事例 Opus Reviewer YYYY-MM-DD 採用、保留、代替案のいずれか 対応中
RR-003 YYYY-MM-DD テスト R-007 T-008 エラー時の復旧テストが定義できない rollback設計が不十分な可能性がある SRE事例、公式運用ガイド、障害復旧パターン Harness Owner YYYY-MM-DD rollback設計更新の要否 未着手

12. 再提案・変更反映タスク管理テンプレート

再リサーチの結果は、必ず要件、仕様、テスト、ハーネス、リスク台帳のいずれかに反映する。調査しただけで終わると、同じ問題が次のループで再発する。

再提案ID 関連再リサーチID 提案内容 変更対象 影響範囲 採否 採否理由 必要な追加タスク 担当 期限 次回ゲート
RP-001 RR-001 外部API連携を同期処理から非同期キュー方式へ変更する 技術要件、ハーネス、テスト R-004、T-005、T-006、T-008 採用 / 保留 / 却下 CI不安定性とレート制限リスクを低減できるため アーキテクチャ更新、E2Eテスト追加 Tech Lead YYYY-MM-DD G-003
RP-002 RR-002 規約リスクのある機能を初期リリースから除外する 要件定義、リリース計画 R-002、Release Plan 採用 / 保留 / 却下 規約確認が完了するまで本番提供できないため 代替機能の要件化 Product Owner YYYY-MM-DD G-001
RP-003 RR-003 rollback対象をDBだけでなく外部連携ログまで拡張する ハーネス、運用設計 T-006、T-007 採用 / 保留 / 却下 障害時の復旧不能リスクを下げるため ログ設計、復旧手順作成 Harness Owner YYYY-MM-DD G-003

13. 要件・タスク・テスト・レビューのトレーサビリティテンプレート

世界最高基準の運用では、各タスクがどの要件を満たし、どのテストで検証され、どのレビューで確認されたかを追跡できる必要がある。

要件ID 要件名 根拠ID 関連タスクID 関連テストID CodexレビューID OpusレビューID RYG 未解決論点 次アクション
R-001 E-001 T-004,T-008 TC-001 CR-001 OR-001 Green / Yellow / Red
R-002 E-002 T-004,T-010 TC-002 CR-002 OR-002 Green / Yellow / Red
R-003 E-003 T-005,T-006 TC-003 CR-003 OR-003 Green / Yellow / Red

14. スプリント計画テンプレート

レビュー・テスト・再リサーチループを2週間または1週間のスプリントで回す場合のテンプレートである。

項目 記入欄
スプリント名 Sprint XX: 要件・ハーネス・テスト接続強化
期間 YYYY-MM-DD〜YYYY-MM-DD
スプリント目標 例: Must要件をテストIDへ100%接続し、dry-runとrollbackのRedを解消する
対象要件 R-001、R-002、R-003
対象タスク T-004、T-006、T-007、T-008、T-009
完了条件 Green判定、またはYellowの場合は条件と期限が明記されている
主要リスク 例: 外部API制限、rollback未定義、受入基準の曖昧さ
予定レビュー Codexレビュー: YYYY-MM-DD、Opusレビュー: YYYY-MM-DD
予定ゲート G-003、G-004

スプリントバックログ

優先度 タスクID タスク名 担当 見積 依存 完了条件 RYG 状態
High T-006 dry-run設計 Harness Owner 1日 T-005 dry-run手順とログがある Red 未着手
High T-008 要件・テスト接続 QA Lead 1日 T-004 Must要件100%接続 Yellow 進行中
Medium T-009 Codexレビュー Codex Reviewer 0.5日 T-006,T-008 重大リスク分類済み Yellow 未着手

15. 期限・依存関係管理テンプレート

タスクが遅れる原因の多くは、依存関係が見えていないことである。特に、調査が終わらないと要件が固まらず、要件が固まらないとテストもハーネスも設計できない。

タスクID タスク名 先行タスク 後続タスク 遅延時の影響 遅延許容日数 エスカレーション条件 代替案
T-002 公式情報調査 T-001 T-004,T-005 要件と技術方式が仮説のままになる 1日 期限超過または公式情報未発見 一時的にYellowでPoCのみ許可
T-006 dry-run設計 T-005 T-009,T-012 本番影響のある検証ができない 0日 dry-run未定義のまま実装着手しそうな場合 モック環境へ切り替え
T-008 要件・テスト接続 T-004 T-009 レビューで検証不能になる 1日 Must要件の接続率が90%未満 要件を分割または保留

16. リスク連動タスク管理テンプレート

リスクはリスク台帳に書くだけでは不十分である。各リスクに対して、具体的な対策タスク、担当、期限、検証方法を割り当てる。

リスクID リスク内容 重大度 発生可能性 関連要件 対策タスクID 対策内容 担当 期限 検証方法 残リスク RYG
RK-001 本番データを誤って変更する Critical Medium R-003 T-006,T-007 dry-run、権限制御、rollbackを実装する Harness Owner YYYY-MM-DD sandboxで復旧演習 低 / 中 / 高 Red
RK-002 外部API制限で機能が不安定になる High High R-004 RR-001,RP-001 API制限調査と非同期方式検討 Research Lead YYYY-MM-DD 負荷テスト、失敗時テスト Yellow
RK-003 要件が曖昧でテスト不能になる High Medium R-002 T-004,T-008 受入基準を再定義する Requirements Lead YYYY-MM-DD テストケース作成可否 Yellow

17. AIレビュー依頼タスクテンプレート

CodexやOpusなどのAIレビューに依頼する際は、目的、対象範囲、判断してほしい観点、出力形式を明確にする必要がある。

レビュー依頼ID 対象 依頼先 目的 入力資料 見てほしい観点 出力してほしい形式 期限 担当 状態
AR-001 実装差分、CI、テスト Codex 実装破綻、テスト不足、破壊的変更を検出する PR差分、Test Plan、Harness Plan CI失敗、テスト不足、危険な変更、rollback不足 重大度別レビュー表、修正提案、再リサーチ候補 YYYY-MM-DD Codex Reviewer 未着手
AR-002 要件、仕様、運用方針 Opus 目的不整合、運用負荷、規約リスク、採否を評価する PRD、Evidence Matrix、Risk Register 要件の妥当性、採否、代替案、長期リスク 採用/保留/却下、再提案、追加調査項目 YYYY-MM-DD Opus Reviewer 未着手

18. Codexレビュー進捗管理テンプレート

CodexレビューID 対象PR/差分 関連要件 関連テスト 指摘数 Critical High Medium Low 修正担当 修正期限 再レビュー日 判定
CR-001 PR-001 R-001,R-003 TC-001,TC-003 Engineer YYYY-MM-DD YYYY-MM-DD Green / Yellow / Red
CR-002 PR-002 R-004 TC-004 Engineer YYYY-MM-DD YYYY-MM-DD Green / Yellow / Red

Codexレビューで必ず確認する項目

確認項目 Yes / No 問題がある場合の処理
CIが安定して成功している 失敗原因を分類し、必要なら再リサーチへ回す
Must要件に対応するテストがある 要件・テスト接続タスクへ戻す
破壊的変更が明示されている Harness Ownerとrollback確認へ回す
権限、認証、秘密情報の扱いが安全である Red判定にして修正する
エラー処理とログがある テスト追加または設計更新へ回す
dry-runまたはsandbox検証が可能である 本番禁止にする

19. Opusレビュー進捗管理テンプレート

OpusレビューID 対象資料 関連要件 主な論点 採否案 未解決リスク 再リサーチID 再提案ID 担当 期限 判定
OR-001 PRD、Evidence Matrix R-001,R-002 目的適合性、ユーザー価値 採用 / 保留 / 却下 RR-001 RP-001 Opus Reviewer YYYY-MM-DD Green / Yellow / Red
OR-002 技術要件、Risk Register R-004 運用負荷、規約リスク 採用 / 保留 / 却下 RR-002 RP-002 Opus Reviewer YYYY-MM-DD Green / Yellow / Red

Opusレビューで必ず確認する項目

確認項目 Yes / No 問題がある場合の処理
ユーザーの本来目的と要件が一致している Intent整理へ戻す
Must要件に十分な根拠がある 強化リサーチへ戻す
代替案が検討されている 再提案タスクを作成する
運用負荷が許容できる スコープ縮小または運用設計更新
規約、法務、倫理、セキュリティ上の懸念がない RedまたはYellowにして再リサーチ
非エンジニアが判断できる形に翻訳されている 要約と採否表を追加する

20. 完了判定チェックリスト

各ループまたはリリース前に、以下の項目を確認する。すべてを満たせない場合は、GreenではなくYellowまたはRedとして扱う。

分類 チェック項目 Yes / No 不足時の戻し先
Intent 目的、対象ユーザー、成功条件が明確である P0 Intent整理
Evidence Must要件に根拠IDがある P1 強化リサーチ
Requirement 要件ID、優先度、受入基準がある P2 要件定義
Technical 技術方式、制約、代替案が明記されている P3 技術要件
Harness dry-run、sandbox、rollback、監視がある P4 ハーネス設計
Test Must要件がテストIDへ接続されている P5 テスト計画
Codex Review 実装・CI・テストレビューが完了している P6 Codexレビュー
Opus Review 採否・運用・リスクレビューが完了している P7 Opusレビュー
Re-Research Yellow/Redの根拠不足が再調査されている P8 再リサーチ
Re-Proposal 再調査結果が要件・仕様・テストへ反映されている P9 再提案
Change Log 変更理由、影響範囲、承認者が記録されている P9 再提案

21. 導入初期の最小セット

全テンプレートを最初から完全運用する必要はない。最初の導入では、以下の5点だけを必須にするとよい。

優先度 テンプレート 理由
1 全体フェーズ進捗管理テンプレート プロジェクト全体の現在地が分かる
2 フェーズ別タスク割り当てテンプレート 誰が何をいつまでに行うかが明確になる
3 ゲート判定管理テンプレート 進めてよいか、止めるべきかを判断できる
4 再リサーチ起票テンプレート レビュー指摘を調査と改善へ戻せる
5 完了判定チェックリスト 実装完了だけでDoneにしない運用ができる

22. 成功させるための運用ポイント

この進捗管理とタスク割り当てを成功させる鍵は、作業量を増やすことではなく、曖昧な判断を構造化することである。特に、非エンジニアが関与するプロジェクトでは、要件、リスク、テスト、レビューが分離すると破綻しやすい。したがって、すべての重要タスクには、要件ID、根拠ID、テストID、レビューID、RYG判定のいずれかを接続する。

成功ポイント 実践内容 避けるべき状態
タスクを要件に接続する すべての実装タスクに要件IDを付ける 誰の希望か分からない作業が増える
Redを歓迎する 早期に危険を発見できた成功として扱う Redを責任追及に使う
Yellowを放置しない 期限、条件、担当を必ず付ける 条件付き承認が無期限になる
再リサーチを必須化する 原因不明、根拠不足、外部依存は必ず起票する 推測で修正して終わる
Doneを厳格にする 成果物、テスト、レビュー、変更履歴を揃える 実装完了だけで完了にする
AIレビューを役割分離する Codexは実装、Opusは採否・運用・要件を見る 1つのレビューで全判断を済ませる

23. コピーして使えるタスク起票フォーマット

以下は、プロジェクト管理ツール、GitHub Issue、Notion、Google Sheets、Jiraなどへそのまま貼り付けられる形式である。

## タスク名

## タスクID
T-XXX

## 関連フェーズ
P0 / P1 / P2 / P3 / P4 / P5 / P6 / P7 / P8 / P9

## 目的
このタスクで何を明らかにし、何を完了させるかを書く。

## 背景
なぜこのタスクが必要なのか。関連する要件、根拠、リスクを書く。

## 関連ID
- 要件ID:
- 根拠ID:
- テストID:
- リスクID:
- レビューID:
- 再リサーチID:

## 担当
- Responsible:
- Accountable:
- Consulted:
- Informed:

## 完了条件
- [ ] 成果物が作成されている
- [ ] 関連IDが接続されている
- [ ] RYG判定が記録されている
- [ ] 必要なレビューが完了している
- [ ] 変更履歴が更新されている

## 期限
YYYY-MM-DD

## 依存関係
- 先行タスク:
- 後続タスク:

## RYG判定
Green / Yellow / Red

## ブロッカー

## 次アクション

24. コピーして使える再リサーチ起票フォーマット

## 再リサーチ課題名

## 再リサーチID
RR-XXX

## 起票元
Codexレビュー / Opusレビュー / テスト / ゲート判定 / 障害 / ユーザー確認

## 関連ID
- 要件ID:
- タスクID:
- テストID:
- リスクID:
- レビューID:

## 問題の内容
何が分からないのか、何が矛盾しているのか、何が危険なのかを書く。

## 再調査が必要な理由
推測で進めるとどのような破綻が起きるかを書く。

## 調査対象
- 公式ドキュメント:
- 論文:
- コミュニティ事例:
- GitHub Issues:
- 規約・法務:
- 競合・類似事例:

## 期待する判断
採用 / 保留 / 却下 / 代替案 / スコープ変更 / ハーネス強化 / テスト追加

## 担当と期限
- 担当:
- 期限:

## 完了条件
- [ ] 信頼できる根拠がある
- [ ] 代替案が比較されている
- [ ] 要件、仕様、テスト、ハーネスのどこへ反映するか決まっている
- [ ] RYG判定が更新されている

25. コピーして使えるゲート判定フォーマット

## ゲート判定名

## ゲートID
G-XXX

## 対象フェーズ
P0 / P1 / P2 / P3 / P4 / P5 / P6 / P7 / P8 / P9

## 判定日
YYYY-MM-DD

## 判定
Green / Yellow / Red

## 判定理由

## Greenにするために必要な条件

## 未解決リスク

## 必須対応

## 担当

## 対応期限

## 次回判定日
YYYY-MM-DD

## 承認者

26. 最終まとめ

このテンプレート体系は、レビュー・テスト・再リサーチループを実プロジェクトへ導入する際の運用骨格である。最も重要なのは、進捗管理を単なるスケジュール管理にしないことである。各タスクを、要件、根拠、テスト、レビュー、リスク、再リサーチに接続することで、非エンジニアが見抜けない開発破綻リスクを早期に検出し、発見事項を再提案へ戻すことができる。

この運用が定着すると、プロジェクトは「作ってから壊れる」流れではなく、壊れる条件を先に発見し、調査し、設計へ戻し、検証してから進める流れへ変わる。これが、素人の希望から世界最高基準の要件、仕様、技術要件、ハーネス、テスト計画を作るための進捗管理の中核である。


References

このテンプレートは、既に作成済みの以下の内部成果物と連動する。

参照成果物 用途
review_test_reresearch_loop_templates_complete.md ループ各ステップの基本テンプレート
review_test_reresearch_loop_templates_examples_guide.md 各項目の詳細記入例と解説
world_class_review_test_rersearch_loop_protocol.md レビュー・テスト・再リサーチループの制度設計
world_class_template_operating_guide_and_prompt_library.md 運用ガイドとプロンプト集
world_class_template_system_blueprint.md 世界最高基準テンプレート体系の全体設計

外部標準としては、セキュリティ成熟度、CI/CD、SRE、AIエージェント設計、ソフトウェア品質管理に関する一般的な実務慣行を踏まえ、プロジェクト内で要件、根拠、テスト、レビュー、リスクを追跡可能にする構成として整理している。 ق

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